~Nouveau Monde~ HEC Paris 留学記
世界はヨーロッパへ!フランスでMBAを志すトランタンのブログ。
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Chen

Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。
2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。
目標:勝ち猫になります!!!

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Switzerland Treck
Marketing & Luxury Goods Clubの企画でスイスの時計ブランドの訪問をした。パリからジュネーブまではTGVで約3時間の距離。本当、ヨーロッパって便利。

ジュネーブから2時間ちょっとローカル線で行ったところにあるLa Chaux-de-Fondsという田舎町が今回の目的地だ。まるでHECのあるJouyの町を思わせるような、なーんにもない田舎町ではあるが、ここは18世紀から続く時計発祥の地。そこに、世界に名だたる時計ブランド達が工場を構えている。

今回は、Cartier, TAG Heuer, ZENITHという3つのブランドを訪問した。

中でもCartierは工場の中、manufacturing processをじっくりと見学させてくれて、とても感激。驚いたが、Cartierでは時計の部品全てを自社生産している。砂粒みたいなネジの製造からガラスのカバー、そして宝石のデコレーションまで、殆ど全ての製造工程を見せてもらった。実は今まで、ブランド・ウォッチと言えば、製造はアウトソースして最終工程だけブランドとして関わっているのかと思っていたChenにはとても驚きだった。

また、かつては毎日工場とやり取りをする仕事をしてきたChenにとっては、業種は違えど、工場の製造過程はとても親しみのあるものであり、また、いいものを作って売る、という、「ものづくり」という単純だけれどとても大事なことに黙々と取り組む人たちを見ると、ちょっと嬉しい。

「ものづくり」と言えば、かつて仕事で東京都大田区の中小企業地帯を訪問したことがあった。薄暗い崩れかけたような建物の中で黙々と働く中小企業の職人たち。そんな環境の中で彼らが手がける微細加工や金型などの高度な技術力は世界を圧倒しているともてはやされていた。キヤノンなど大手メーカーの下請けを一気に引き受けて、日本の経済は大田区が支えている、などと言われていた。

でも今回の工場見学で、そういう、下請けの構図ってどこまで発展的なんだろう、と思ってしまった。

時計ファクトリー、最初は、時計=職人技術、の勝手なイメージでいたのだが、実は全く違っていた。ネジから宝石まで全ての行程を有する工場には、広い床面積に高い天井と明るい照明、微細加工の大型機械がずらっと並んでいる。アセンブリーラインはクリーンルームになっており見学も白衣を着て行う。ここでは職人一人一人が時計を組み立てていくが、超高級品やカスタマイズ品のラインになるとマホガニーの机のある個別の部屋が与えられ、余裕をもって緻密な作業に取り組めるようになっている。

そして出来上がった製品は、最高のクオリティとブランドを持つ高級時計として日本のメーカーの時計の何十倍、いや何百倍もの値段で世界の富裕層に飛ぶように売れていく。。。

微細ネジの技術では日本の中小企業だって負けてないはずなのに。その上にどれだけValueを載せられるか、が大きな違いだと思った。

2番目の訪問先、TAG Heuerでは、1980年代のクライシスを経て、どのようにブランドを立て直してきたか、をマーケティング部門の方からお話を伺い、また、R&D部門も見学させてもらった。ここも、試作品は全て自社内で作成。Time to marketを短くするためと技術を守るためだと言う。試作品のアウトソースが進んでいる日本とまた心の中で比較してしまう。

最後の訪問先、ZENITHは、伺う話が、宇宙のようなスケールでただただ、驚くのみ。ここでは、全く通常のマーケティング活動がされていない。1億円近い時計を売るのには、広告もいらないのだ。ただ、最高の技術と「このブランドでしか」手に入れられないValueを作りだすために最大限の努力をする。完全防水のオートマティック・ムーブメント(自動巻上げ)の時計、戦闘機や宇宙など特殊な重力状態にも全く影響されない時計仕掛け、一体誰がそんな時計を買うのか、不思議でたまらないが、ロシアや中東、中国などには、そうした時計に魅せられて、いくらお金を払ってでも買いに来る顧客がいるらしい。。。

Luxury watch 恐るべし。。。

今まで、それほど興味のなかった分野が今回の訪問で一気に開眼。面白いかも・・・!

興奮しながら帰途に着くのでした。
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