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プロフィール |
Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。 2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。 目標:勝ち猫になります!!!
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不安定な世界 |
中国四川で起きた地震の被害が膨れ上がっているようだ。 成都出身の中国人のクラスメイトは、家族や友人の無事が確認できるまでは気が気でなかったようだが、今はひとまずホッとしているようだ。同じ四川でも住んでいる地域によって被害度が全く違うらしい。また昔ながらの民家は鉄筋が入っていない建物ばかりだったことも被害を大きくしたようだ。彼女の家族が避難している場所は電話もインターネットもつながるし当分は安全だという。良かった。
こうした国際ニュースもそこに自分の親しい人たちが関わっていると、急に身近に思えてくる。
HECMBAにはレバノン国籍を持つ人が何人かいる。 フランス語が公用語になっているので、クラスのレバノン人は皆フランス語がとても流暢だ。皆明るくて心の優しい人たちだ。
しかし、そんなことが信じられない程、彼らの母国は荒れ果てている。インターンシップで一時帰国していたクラスメイトは、オフィスのすぐ近くで銃撃戦が始まってしまうような状況で、インターンを諦めて学校に戻ってきた。戻るときは自力で何とか脱出ルートを探し出して、空港は難民のような人たちで溢れかえっており、フランスに戻れたのも奇跡的だったという。
彼の両親はスイスに移住して国籍も持っており安全だが、それ以外の従兄弟や祖父母達などの家族は未だにレバノンから離れられないのだという。なぜなら、レバノンの空港は封鎖されており、シリア経由でしか国外に出れず、レバノンのパスポートしか持たない家族達はシリア経由だと国外に出れないのだという。そして、何よりも莫大なお金がかかる。。。
そこまで酷くなっていたとは、知らなかった。
普通の日本人にとってはレバノンはちょっと遠い国だと思うし、Chenにとってもそうだった。また、学生同士でキャンパスでそうしたトピックについて語ることもあまりなかったから、どうしてもその辺は疎くなる。そもそも、このあたりのセンシティブな内容をキャンパスでは中々トピックにできないだろう。クラスにはイスラエル人もいるし、そのイスラエルを支えるアメリカ人も沢山いる。話を聞けば聞くほど、明るかった顔がどんどん暗くなっていく。
MBAを卒業したあと、それでもレバノンに帰って働きたいの?との問いに、状況が許す限り戻りたい、と強く思っている彼ら。自分達の祖先がずっと育ってきた場所だから。
先週のニュースでようやく「レバノン、大統領を選出」との見出しが出ていた。正直、何もできないのだけれど、クラスメイト達の母国が、少しでも安定に向かってほしい、と願うばかりだ。。。
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