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プロフィール |
Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。 2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。 目標:勝ち猫になります!!!
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Marketing Track ゲスト・スピーカー |
マーケティング・トラックでは期間中何度か、授業の後にゲストスピーカーを迎えてConferenceを用意してくれる。この日はダルサス先生の高校時代からの友人というペプシ・フランスのDirecteur Généralが来てくれた。HEC同様、名門グランゼコールのESSECのMBA卒である。
今回は、前置きなどは特になく、先生の意向で、とにかく自分のキャリアのバックグラウンドや何を考えて仕事をしてきたか、好きなことを喋ってください、という形なので、プレゼンも特にない。しかしこの人、背は小さいのだが、ものすごくパワフルでよく喋る人で存在感がある。何しろ、人として話が面白い。先生が高校時代のエピソードなど交えつつ、おかしいと思うことがあると徹底的に戦う男、敵に回すと大変なことになる奴だ、と紹介してくれた。
もともとはP&Gのマーケティングで働いていたのだが、ある時期上司とどうしてもうまく行かず、転職を決意した結果、当時まだ規模もとても小さかったペプシ・フランスを紹介され、好きにマーケティングをやっていい、とおいしい話につられて転職したところ、上司になるはずだった人は翌週転職してしまうなど会社の組織はボロボロ、、入った瞬間に上司の仕事も引き継ぎ、ベルギー・マーケットも(人がいなかったので)任されるはめになるし、「こんなはずじゃなかった!」状態に。
すぐに自分も逃げる準備を始め、知り合いが某有名戦略コンサル会社に勤めていたことからそこの面接を受け最終面接までこぎつけて、あとはサインをするばかり、という段階になって、やっぱりペプシに残る決断をする。それは、戦略コンサルのワーク・ライフ・バランスに疑問を持っていたことと、自分の強みはやはり組織を動かして物事を作り上げていくことだと再認識したこと、によるそうだ。
ペプシに残る決断をしてからは、フランスでは弱小ブランドだったペプシの建て直しを始め、いまやペプシ・フランスのメジャーな収入源のトロピカーナの買収や、ドリンク部門としてのポートフォリオの見直しなどにも関わり、気がついたら17年くらい経っていた、という。この間、入社当初数十人だった従業員数も、数百人に増えた。
彼の話で一番印象に残ったのは、彼のキャリアのサクセス・ファクターは人間関係にあった、ということだ。例えばトロピカーナの買収もたまたま彼の大変信頼している友達から事前に情報を得ることができたために、社内を説得して買収の準備を進めることができたという。
キャリアの色んな局面で必ずといっていいほど友達に助けてもらっている彼の、ネットワーキング術のコツは?と質問させてもらったら、下の3つを挙げてくれた。 * Willingness to exchange * Humanity * Curiosity --> Don't approach by title LinkedInなんて糞くらえだ、とのコメント。^^; タイトルに騙されてはいけない、と。
あとは、ワーク・ライフ・バランスを考慮してコンサルに行かなかったのに、結局今もメチャクチャ忙しいのでは?との質問には、ペプシの仕事のほうがそれでもバランスが取れているはず、とのお答え。Time managementのコツとしては * Priorityをはっきりさせる。自分にとってはFamilyが1番のプライオリティだった。 * Decideすること。今決めてしまえば、明日悩まなくてもよくなる。 * ITをうまく活用すること。
あとは、Managementとして大事なこととして、"Bad news"をどうマネージするか、が一番大事だと、コメントしていた。
マーケティングトラックも最終章を迎え、先生も学生達に、マーケティングだけでなく、ソフトスキルについて学んでほしい、と思っている感じがした。とても良いConferenceで、改めて先生にも感謝。
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