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プロフィール
Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。 2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。 目標:勝ち猫になります!!!
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HEC MBA v.s. U.S.MBA?
年末から年始にかけて、HECの交換留学プログラムを利用して9月から4ヶ月間、他のMBAに留学していたクラスメイトのうちの何人かがパリに戻ってきた。HECは世界のあちこちの有名MBAや修士プログラムと提携を結んでいるので、中にはインドや中国のMBAへ交換留学する人もいたが、交換留学をする人の大半の行き先はやはりUSである。久々に会う彼らと、お互いのアップデートも兼ねて話し込む。 やっぱり気になるのは「隣の芝生」(!)である。 何人かの話を総合すると ①学校のアドミニストレーションについてはUSのほうがきちんとしている。 ②授業のクオリティは大差ないか、科目によってはHECのほうが充実している。 ③学校はやっぱりアメリカ人中心に廻っていた。 という感じだった。 ①は予想通り、の回答ではあった。キャリア・サービス、IT、といった学生をサポートするシステムの充実度はUSのどこの学校も相当フォーカスしているようだった。学校側の意識の問題と実際の運営予算の違い、が大きな理由だと思った。USの学校では、学生はお客様、で、学校はサービスを提供する側、という感覚があるようだ。ただ、そのサービスは決してタダではなくて学生の金銭負担もかなり大きい。年間授業料もUSの学校のほうがずっと高いし、学校側のお金に対する感覚は徹底していて「全てのアクティビティでお金を取られるしくみになっていて驚いた」という。授業で使う教科書以外の補助教材(先生のハンドアウトなど)もお金を払わなければいけないのだとか。HECはその辺はいい加減・・・。授業もいくつとっても料金も変わらないしねえ。 ②授業についてはUSのMBAのほうがのアカデミックな内容が多い、という話が皆の話の共通点。先生も、長年研究者としてその分野に関わってきた人が殆どで、実際にビジネスの場で働いた経験がある人が先生になっているケースは少ないようだった。特にマーケティングについては、HECの第一線で活躍する先生の経験に基づいた授業をとった後にUSでの授業に行くと「物足りなくて驚いた」、とのコメントも。内容はやはり「マス・マーケティング」が中心に語られ、HECでほぼ常識になっている「ラグジュアリー」的な発想は、どの学校でも見かけなかったようだ。一方で、アントレ・プレナーシップの授業についてはやはりUSの方がケースも豊富で教える側の経験値も高いようだということも聞いた。特にベイエリアなどでは、実際のアントレプレナーとの交流が大変盛んで面白かったとのコメント。 ③そして、学生生活全般。皆が言っていたのは、短期の交換留学プログラムで元からいる学生達に溶け込むのは正直とても難しかった、とのこと。特に、8割がアメリカ人学生、という環境の中で外国人の学生がSpeak upすることの難しさを皆語っていた。またアメリカの学校が、DiversityをValueとして掲げているにも関わらず、多くのアメリカ人はinternational experienceが殆どなく、そこまで海外に興味を持ってなかったり、比較的自国の仲間達だけで固まるケースが多いことにも驚いていた。その分、外国人であっても対等に発言できるHECのDiversity mixは本物だと、いうのが皆の共通意見。 なので、皆の結論としては、その人のオブジェクティブ次第でどちらの学校にもそれぞれ良さがあるのだ、という当たり前なところに落ち着く。まあ、HECのアドミニストレーションにはもうちょっと頑張ってもらいたいよね、という意見と、でも「フランスだからねえ~・・・」との半分諦めコメントがそこに続きましたが^^;。 ちょっと面白かったのが、Chen達が交換留学組みに「どうだった、どうだった?」と興味津々だったのと同様に、彼らも「(自分達のいない間)PP2はどうだった?」 (Did I miss anything interesting???) ととても知りたがっていたこと。君たち、相当沢山のゴシップネタをミスったよ!と冗談。 やっぱり隣の芝生はお互い気になるもの??
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