試験終了のその日の午後に、パリ、PARIS GARE DE LYON からリヨンまでTGVで移動、そこからローカル線でイタリアとスイスの国境近いChamonixまで、約6時間半の旅という強行スケジュール。途中、リヨンではバゲットやチーズ、ハム、ワイン、スナック類を沢山買い込み(乗り遅れそうになりながらも)、電車の中で軽く夕食を済ます。隣の車両では、20人近い別のスキーグループがウイスキーを飲んで酔っ払って大騒ぎ。この線は、ほぼスキー客のためのスキー電車のようだ。面白い。ホテルに着いたのは夜の11時を過ぎていた。
翌日、2日目、スキー初日は、まず比較的緩やかな、le Tour で滑り試す。しかし午後から天気が崩れ、高度1000メートル以下では雨が降っていた。中級コースのある2000メートル付近では吹雪で全く前が見えない。午後3時半過ぎには早々に引き上げる。翌日に期待することに。
3日目、晴天。前日の雨が夜の間に雪に変わり、平地でも、あたりの景色が一変していた。スキー場には新雪が積もり、コンディションもバッチリ。さすがシャモニー、さすがアルプス。山がもともと高いので、ちょっと上まで登れば、パウダースノーがタップリ残っている。そしてスケールの大きいこと!!! le Tourゲレンデ。リフトから。 le Tourにて。まだ余裕。
食事中、ふとしたきっかけで隣の席のアメリカ人グループと話し始める。腕のぶっとい、いかにもアドベンチャリストといった感じのおじさんたち、翌日は、Mont Blancから一番近い山、高度3842MのAiguille du Midiから滑るのだとか。途中氷河の上を滑ったり、崖を命綱をつけて降りたり、色々あるらしい。。。このために、2週間ほど前にアメリカから遥々やってきたとか。。。色んな人がいるなあ。
4日目、この日も晴天。午前中はArgentiereで滑り、スキー用具を返した後、前日のアメリカ人が滑ると行っていた高度3842MのAiguille du Midiまでゴンドラで登り、Mont Blancを目の前にして山の頂上でランチしたあと、帰路につくというプラン。しかし富士山より高い場所にゴンドラで行けてしまうって、すごい。。。富士山もゴンドラ作ろうと思えば作れるってこと??
モンブランを目の前に。。。 なんとAiguille du Midiからスキーで降りる人が結構沢山いる!!でも皆、腰にザイルとピッケルを装備している。やっぱり普通のスキーではなさそうだ。