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~Nouveau Monde~ HEC Paris 留学記
世界はヨーロッパへ!フランスでMBAを志すトランタンのブログ。
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プロフィール

Chen

Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。
2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。
目標:勝ち猫になります!!!

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Integration Weekend
Student Association主催のもと、MBA新入生でNormandie地方、Calvados県まで2泊3日の旅行に行った。何かビジネススクールらしい研修旅行かと思いきや、ただの旅行だったのが拍子抜けしてしまったが、新しい仲間と2日間一緒に過ごして、かなり打ち解けることが出来たのは良かった。あともう一週間早くこのイベントがあればよかったのに。

一日目はHoulgateという静かな保養地に宿泊し、翌日、近くのアドベンチャーランド(?)のようなところでかなり高度なアスレチックに挑戦。かなり本格的で危険なものまであり、ハーネスとロープで体を固定しながら木の上を移動したり、皆真剣そのもの!結構盛り上がる。

夕方からは、Deauvilleという海岸高級リゾート地に移動。Deauvilleはアメリカン・フィルム・フェスティバル(Festival du Film Américain)が毎年開かれることで有名らしいのだが、普段は高級ブティックが立ち並びカジノがある以外は特に何もなく小ぢんまりとしている。夜はそのままDeauvilleでパーティー。みんな弾けまくる。

翌日は、リンゴ園に寄ってこの地方の特産のCidre工場を見学。Cidreとはリンゴを発酵させて作る発泡酒でフルーティーな味が飲みやすい。発酵の行程によってさらにアルコール度の高いCalvadosというウイスキーのような飲み物にもなる。もちろん、テイスティング付き。その後、Honfleurという古い港町へ移動し、観光をしてから岐路に着く。。。

楽しかった一方、色んな国の人が行動をともにしていることで、カルチャーギャップが際立って見えたのも興味深かった。このトピックはまた別途書こうと思う。

Deauvilleのこじんまりとした町並み。
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リンゴ園とCidreの試飲会
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Honfleurの町並み。こじんまりした古めかしい運河が趣がある。
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ネゴシム終了
1週間にわたるシミュレーションゲームが終了した。我々アメリカ企業チームは途中大赤字の大ピンチだったが、大幅なコスト削減で(Lay offもしました^^;)何とかMarket to Bookと株価を持ち直して、最下位だけは免れました。ど素人集団だった割には頑張ったと思います(パチパチ)。。。

優勝チームは、やはりブレーンが揃っていて、早い段階からファイナンスプランを組んで、ジョイントベンチャー含め全てを計画的に実行していたことが後から判明。やっぱり我々とは違うな~。

学生からは、色々勉強した後にもう一度チャレンジしたい、との希望が結構出ていた。同感・・・。しかし、教授によれば、このゲームは何も判らない中で試行錯誤することに意味があるとのこと。確かにまだ気持ちがフレッシュなうちに体験したので、授業のインパクトは結構大きかったのは確かだ。これから勉強しながら、「あのときはああすれば良かったのか」とか思い出すのかも。また、ときどきネゴシムに戻ってこようっと。

(追記:ちなみにRevenueでは、我々のマーケティング戦略が大当たりしてダントツ一位でした。しかし、それだけでは企業価値は上げられない、と体で理解・・・。今後の課題です。)
ネゴシム
今週は、Negosimウィーク。チームに分かれて、1週間かけてPC上でビジネス・シミュレーション・ゲームをする。って言っても、まだコア科目も正式には習っていないし、スクリーンに出てくる沢山の数字たちの意味もよく分からないし・・・。

だが、先生は、"try to swim in the sea"とおっしゃる。try and errorを沢山して、まずは体験しろ、ということらしい。細かい理論は後から教える、と。う~ん。パリの語学学校で溺れそうになっていた日々がフラッシュバック。やっぱりこれってFrench way??

Chenのチームはカナダ人、スイス人、インド人、日本人(Chen)の4人。困ったことに、チームの中にはファイナンスが分かる人が誰もいない。ゲームのファクターでChenが分かることは昔やってた、Revenue forecastとcapacity analysis, あとmarketing planning. 正直コスト計算や、ファイナンスはよく分からない。チームメンバーも似たり寄ったりで、みんなであーだこーだやって、気がつくとどんどんコストが膨らんでいたり・・・(!)

後、数回のセッションで、チームごとの結果が分かる。とにかく訳のわからない状況の中では、Best guessをするしかない。サバイバル能力が鍛えられます。。。
サブタイトル変更
サブタイトル、変更しました。

Chenはトランタン世代だけど、気持ちは若いぞ、という意味で「マドモアゼル」のつもりでいたのだけれど、フランスでしばらく生活するうち、また特にMBAの授業が始まってから、だんだんと、自分が「マドモアゼル」と呼ばれることに疑問が生まれてきたからだ。

「マドモアゼル」は日本語に訳すと「お嬢さん」。しかし、フランス語では、それ以上に、若い=新卒ペーペー、の感じがする、ということを何人かに指摘された。対する「マダム」は尊敬をこめての呼び方で決して「おばさん」の意味ではない。最初はそれでも「マドモアゼル」の方が良いのかな、と思っていたのだけれど、MBAのクラスメイトの中の24~5歳の、いかにも「新卒ぺーぺー」っぽい女の子達を見ているうちに、若く見られる、ことが必ずしもプラスの意味ではない、と実感し始めた。

クラスのマドモアゼルたちが、中身の薄~い発言をしているのを見るたびに、Chenはやっぱり「彼女たちとは同じではない」と思うようになった。少なくとも彼女たちよりは色々経験を積んできたつもりだし同じレベルで見てもらっては困る。

なので、結論として自分で自分を「マドモアゼル」と呼ぶのは止めにしました。じゃあ、「マダム」?かというと、う~ん。それはもうちょっと先かな・・・?^^;

素敵な「マダム」になれるよう頑張ります。
だんだんとMBAっぽく
MBAプログラムが始まって1週間。まだ、助走期間とはいえ、授業も始まった。今週は、Cost ConceptやMath Campで、これからManegerial Accountingや統計学を勉強するにあたって、絵を描くようにこれらの科目に必要な基本的な概念や全体像について分かりやすくレクチャーを受けた。これによって、これらの科目への恐怖感が少し和らいだ気がする。

その他、Organizational Behaviorでは、リーダーシップ論やコーチング術などをロールプレイングゲームなどを通して勉強。チームで村を作るゲームでは皆習ったばかりの理論をすっかり忘れて没頭してしまい、失敗(汗)。。。現実は理論どおりにはなかなかいかない。Chenの過去の経験も色々思い出しながら、こういうときにはああすれば良かったのかな、など思いながら授業に参加した。

その他は、Communication in Actionというプレゼンやパブリック・スピーキング・スキルを磨くためのレクチャーもあった。このトピックはこれから数ヶ月に渡って練習とレビューを繰り返しながら身に着けていく。来月からはビデオとiPodを活用して練習できるらしい。楽しみだ。

助走期間中ということもあって、まだ皆余裕の表情。学生寮の隣のピアノ・バーでは毎晩深夜遅くまでパーティーが開かれている。最初は参加していたのだが、さすがに毎日は・・・。うるさくて眠れません。
Cultural Integration
HEC MBAは本当にインターナショナルだ。学校からの発表によると、Sep.2007 Intakeの学生の国籍別内訳は多い順に、インド、北米、フランス、アジア、南米、ヨーロッパ、アフリカ・・・という感じ。この環境に身を置いてみて、色んな国籍が混じっていること、ましてや海外で勉強すること、がインターナショナル、なのではない、と改めて思うようになった。

Chenがこの環境で感じたのは、ここには「絶対的な」勢力がないということだ。例えば、Chenが米企業で働いていたときには、当然アメリカ人が「絶対的な」パワーを持っていた。

しかし、HECでは、そんなアメリカ人だって一外国人だ。一方フランス人にとっては、自国である一方でキャンパスの中では苦手な英語を使わなければならない。インド人は数では圧倒的だし、授業でもよく発言するので目立つのだが、独特の発音のせいか(?)言ってることが良く分からなかったりするので(笑)、絶対的パワー、みたいなものは感じない。

教室の中は、いわば無国籍地帯だ。

この絶対的パワーがない状態、ちょっと居心地が良い。何というか、本当に皆と「対等」な感じがするのだ。もちろん、本当はどこにいても、何人を相手にしても、誰とでも対等で話せるくらいでないといけないんだろうけど、やっぱり周りの環境からの影響は無視できない。アメリカの学校でMajorityのアメリカ人の中にMinorityの外国人がいたら、語学力でどうしても劣る外国人が、程度の差はあれ、萎縮しないわけがない。

その点、この無国籍地帯なら、堂々と自分を実験できる。学校のクラブ活動やStudent Council(生徒会みたいの)で外国人がPresidentを務めることも当たり前だ。これって、良く考えたらすごいことだ。コレが本当にインターナショナルな環境なんだろう。HEC MBAで学ぶことのメリットの一つだと思う。

MBA初日
今日から、いよいよMBAプログラムが始まった。最初はオリエンテーション・ウィークで、MBAが始まる前のいわば助走期間。

今日は、Ice Breaking Sessionから始まり、HECのDeanやらDirectorのお話を聞いたり、改めてプログラムの詳細についてのガイダンスを受けたり、Student Clubのプレゼンテーションを受けたり。

Associate Dean のValérie Gauthierは話の中で、「あなたたちはとてつもなく高い運賃を払って、正確にはどこに到着するかわからない船に乗ったのだ。それも、多くの人は仕事や家族、色々な大切なものを背後に残しながら。」というメタファーを使った。そこまでして、皆、「変わりたい、変えたい」と強く思ってここに来ている。。。この1年半、決して無駄にはできない。

この日一番のハイライトは、なんと言ってもランチタイムの出し物だろう。ビュッフェ式ランチの広い会場で各国の学生が自分の国の文化を紹介する出し物を披露するのだ。突然30分だけ準備時間を与えられて1-2分の出し物を考えるように言われ、皆、大慌て。Chenたち日本人は、日本のビジネスカルチャーをコント風に紹介しよう、という案でまとまり、早速台本作り。ブレストでどんどんネタ出しをしていく。。。

ストーリーは・・・ 「典型的な日本企業の営業部長Oさんが、自分の部下と、外国人のビジネスパートナー、オランダ人マーティンを連れて、Yコーポレーションの社長を訪問するが、日本人の『どーもどーも(ペコペコ)』や、名刺交換は両手でかつ偉い人順に、などのビジネスマナーが分からず、Oさんや他の日本人を慌てさせる。。。」

即席で紙で作った外人鼻を付けたMさんと、寮まで走ってスーツに着替えたOさんは、まさに典型的な(?)外人と日本人サラリーマン。Chenはナレーション役で、コントのポイントポイントで日本のビジネスマナーを解説。単純だが、なぜか外人たちには馬鹿ウケして、会場は皆大笑い。パリの語学学校の同級生オランダ人マーティンが日本にやってきた設定にしたのもウケていた。(マーティン、協力ありがとう!)

終わった後も、色んな人たちから「日本の出し物が一番面白かったよ。」「Voteするなら日本に入れるね」とか、嬉しいコメントを沢山頂いた。馬鹿丁寧にお辞儀をしあう日本人たちと全くお構いなしの外国人のコントラストがよっぽど面白かったようだ。他国グループが歌やダンスを披露する中で、唯一コントを披露したのもウケたようだった。

何より、この出し物の後、色んな人が急に親しげに話かけてくるようになって、本当のIce Breakになったのが嬉しい。日本人のチームワークと結束力の賜物だ。

MBA初日は、なかなか良い出だしを切れたようだ。よかったよかった。
新しい仲間たち
数日間、語学学校の仲間たちだけでとても静かなキャンパスライフを送っていたが、9/6からは続々とMBAの学生が寮に到着し始めた。寮だけでなく、銀行口座開設や医療保険の手続き、Photo Sessionなど、学生生活のための準備も始まり、いよいよという感じ。

色んな手続きを通して感じたことは、英語のMBAプログラム、とは言え、やはりここはフランスなんだな、ということ。学校の事務は英語は話せるが、外から来る人たち、銀行員や保険屋さんなどは英語があまり話せず、いちいち英語の通訳を通しての手続きとなり、効率がイマイチ悪い。かといってChenがフランス語を話せば、幼稚園児かそれ以下だ。ITや電話のセットアップもしかり。英語圏の学校だったらもっと簡単だったのかな、とふと思う。ひとつの仕事が片付くのに、倍以上の時間がかかってしまうことに、結構イライラしてしまう自分がいる。

6日、7日ともに夜は寮のピアノバーでパーティー。一気に色んな人と会って正直名前が覚えきれない。インド人が非常に多く、一人と話しているうちに他のインド人も集まってきて気がついたら6人くらいのインド人に取り囲まれていてびっくり、なんてことも。今年は40人近くも居るらしい。9月入学者が120人くらいだから、3分の1近いMajorityだ。そのほか、アメリカからの留学生も多いようだ。

週明けからは授業が始まる。だんだんと名前と顔と覚えていこう。
Jouy en Josasへ!
フランス語研修期間も終わり、いよいよHECのキャンパスに引越しする日が来た。語学学校に参加していたHECのメンバーたちとタクシーを借り切って、大きな荷物とともに、パリからHECのあるJouy en Josasへ向かう。車だと意外と近いことが分かった。Chenの滞在していたパリの16区からは高速に乗って約20分ほどで到着。しかし、パリからこんなに近いにもかかわらず、キャンパスはin the middle of nowhere(なーんにもないところ)にある。合格してから初めてキャンパスにやってきた学生も多く、キャンパスに近づくにつれ、窓から見えてくる地平線に彼らの顔がだんだん顔が引きつっていくのがわかる。う~ん。田舎だ。思わず窓からシャッターを切る。

学生寮の正式なCheck inは9/6だったが、語学学校に参加していた我々のみ、早めに入れることになっており、Check inは待たされることもなくスムーズだった。寮は思ったより広く快適。トイレ・シャワーつきで、机とベッド、棚は備え付けてある。Chenの部屋だけ一番下の階(2階)かつ入り口の目の前で、直ぐ前の道路を通る人の目線が結構気になるのが難点。カーテンを買わねば。

寮にはキッチンが全くなく、基本的にはカフェテリアで3食済ませる形になりそうだが、ホットプレートなど持ち込んで簡単なものを作ったりする人もいるそう。徐々に揃えて行く予定。

キャンパス近くでタクシーの車中から撮影。地平線がきれいに見える。
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寮は意外ときれい。勉強に集中するには良いかも(!?)
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