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~Nouveau Monde~ HEC Paris 留学記
世界はヨーロッパへ!フランスでMBAを志すトランタンのブログ。
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Chen

Author:Chen
米系IT企業で7年間勤務後、はて?と立ち止まる。
2007年9月、新しいドアを開くためフランスに旅立ちます。目指すは、名門HECでのMBA取得。
目標:勝ち猫になります!!!

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そろそろ、まとめ。
フランス語の語学学校も残りあとわずか。今週はまだやっていなかった、過去形と未来形、それから、助動詞(英語でいうcan, mast, want to~)を勉強。相変わらず前置きなしにいきなり核心に突っ込む授業方法だが、さすがに3週間目になるとみんな驚かない。こういうわけの分からない状況の中でBest guessをしなければならず、推測能力が鍛えられている感じがする。

しかし、みんなたくましいこと。特にKさん、習ったばかりのフランス語を駆使して早速パリの自動車保険会社とやり取りしている。ベタベタのジャパニーズ・フレンチだが全く気にせず、間にアーとかウーとか挟みながら授業の合間に携帯で電話している。Chenも習ったフランス語を使いたいと思う一方で、すぐ隣にフランス語の上級者がいたりすると、何となく気が引けてしまって話せなくなってしまったりする。そんなことお構いなしにベタベタゴリゴリ喋り捲るKさんをみて、感心しきり。

この3週間で、どっさりいろんなことが頭にインプットされたものの、それがうまくアウトプットされないフラストレーションがある。結局アーウーと身振り手振りになってしまうのだ。でも、恥ずかしいとか忘れてゴリゴリと使っていかないとアウトプットの練習にはならないんだろうな。。。

ちなみに、今日は総まとめのテストがあった。出来は・・・うーん。7割くらいと言ったところか。口頭試問がちゃんとあったので以外にちゃんとした総合テストだった。

今日は天気が良かったのと、そろそろ語学学校も最後なのとで、ランチにマレ地区のヴォージュ広場(Pl. des Vosges)でプチ・ピクニック。途中でクレープの生地に卵とハムを焼きこんだガレットをテイクアウトし、2ユーロのワインを買い込み芝生で開ける。テストも終わって、開放感一杯の昼休み。

vosges2


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まだ8月なのに・・・
こちらに来てからびっくりしたのは、まだ8月と言うのに本当に涼しいこと!今年のフランスは冷夏だったそうだが、反対に日本では、丁度Chenが出発する頃から記録的な猛暑が始まったようだった。最近は日に日に秋が深まっていて、朝晩は涼しいを通り越して「寒い・・・」。秋冬物の衣類は全て船便で送ってしまったし、スーツケースには殆ど夏の洋服しか入っていない。重くて大変だったのにほとんど着ずに終わってしまいそうな夏の衣類たち・・・。特に先週は、毎日数回、必ず雨が降って寒いし薄暗いしで気分も滅入りがちだった。

ようやく週末からは晴れた日が数日続いていて、暖かく気持ちがよいが、街は秋の雰囲気が濃く、ブーツを履いてコートを羽織っている女性も見かける。それでも日が差すと急に暑くなったりもするので、上着を脱いだり着たり、結構忙しい。

寒いのに加えて、湿気があまりに少なくて、こちらに来てから肌の乾燥がひどい。毎朝起きるたびに自分の顔が紙みたいにパリパリにこわばっているのを感じる。日本ではベタベタしすぎだった外国製のクリームがここではちょうど良い。HECの寮に入ったら加湿器が必要かも・・・。

ルーシーが居なくなってエリザベスが再びご飯を作ってくれるようになったが、手抜きがひどい。南仏のほうで1週間過ごしてきたらしく、真っ黒になって嬉しそうに帰ってきたが、以来毎日冷凍食品ばかり。夕食は一日の最大の楽しみなのに!フランスのホームステイは、離婚した母子家庭など、様々な事情があって収入を増やしたい人が外国人を受け入れるビジネスをしている、というパターンが多いと後から聞いた。毎日暖かいフランスの家庭料理を食べられると期待していたのだが。。。残念だ。

Bercy-Tolbiac
前日が遅かったので午前中はゆっくりし、お昼からリトル・イタリーの近くのチャイナ・タウンへ。このあたりはTolbiacという地区らしい。パリのチャイナ・タウンは、サンフランシスコに比べると規模も小さく華やかさに欠けていたけれど、本格的な中華レストランが沢山並んでいる。中華に混じってベトナム料理など他のアジア料理店も並ぶ。そういえば、サンフランシスコもだけど、パリも、チャイナタウンとリトル・イタリーがなぜか隣り合わせになっていた。サンフランシスコに居たときには、イタリアのマフィアと中国のマフィアとでよく闘争していた話など聞かされたけど、ここもそういう歴史があるのかな?でもなぜイタリア人と中国人は隣同士に住みたがるのだろう?でも横浜にはイタリア人街はないなあ?

結局、ランチはベトナム料理を選び久々のフォーを食べる。安くてうまい系。その後、歩いて、フランス国立図書館(Bibliotheque Nationale de France)に行って勉強。この図書館はミッテラン大統領によって90年代に作られたそうで、図書館だけでなく、最寄のメトロの駅にもミッテランの名前がデカデカと付けられている。(ミッテラン、色んなことやってるなー。)学校の先生の話では、この図書館をはじめミッテランが関わった建物の館長やら主要なポストは、未だにミッテラン一派で占められているらしい。でもって、この人たちが今はサルコジ氏を一生懸命応援していると言うわけ。ふうん、分かりやすい。

しかし、この図書館、恐ろしく巨大だ。何でも世界第2位の大きさらしい。(1位はアメリカのワシントンの国立図書館らしい)。勉強スペースも広く、モダンかつ荘重なインテリアでアカデミックな雰囲気が漂う中、集中度もアップ。一日利用には3.3ユーロ払うが、この環境なら惜しくない。比べて、日本の国会図書館は古くて汚かったなあ、と改めて思い出す。

しばらく勉強した後は、セーヌ川に架かる橋を渡りベルシー(Bercy)地区を散歩。このあたりには、日本で言う経済産業省や財務省もあったりして、実は政財界の要。日本で言う霞ヶ関、と言ったところか。大昔はパリ中心部にワインを運ぶワイン倉庫が立ち並んだ歴史があったそうだが、その後さびれていたのが再開発され、今はきれいな公園やオフィスやショップなどが集まる地区に生まれ変わったそうな。横浜の赤レンガ倉庫みたいなおしゃれなショップも立ち並ぶ。

しかし、パリは公園が多い。それも日本のように、仕方なくオマケで作ったみたいな公園ではなくて、街のデザインに欠かせないものになっている感じ。大人も子供も公園大好き、と言った雰囲気で、公園のあちこちで、運動したり、芝生に転がって本を読んだり、グループでピクニックしたり、子供と遊んだり、カップルでゴロゴロしたり、思い思いにのんびり過ごしているようだった。

今晩から、妹エリザベスがバケーションから戻ってきて、ルーシーと交代。ルーシーのおいしい料理が食べられなくなるのが非常に残念。ちなみに、今日の夕飯は冷凍のキッシュだった-_-;。あ~あ。。。

Tolbiac地区の通称ミッテラン図書館。金色の4つの本立てみたいな巨大なビル全部が図書館。
Biblotech bercy

biblotec 2


セーヌ川にかかる近代的な橋。この向こう側がBercy地区。公園やら赤レンガ倉庫風ショッピングモールがある。
bridge

bercy1

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パリでピクニック
土曜日の夕方から、語学学校に参加しているHECMBAの仲間でピクニックをやろうということになった。ピクニック、と日本語で言うとなんだか小学生の遠足のような感じもするが、こちらでは公園など外で食べ物を持ち寄ったりしてパーティーをすることを「ピクニック」というらしい。そういえば、フランス在住のYoshikoちゃんがこの間教えてくれたっけ。

場所はパリ北東部にあるラ・ヴィレット(Parc de la Villette)という公園だ。調べてみると、ミッテラン大統領のプロジェクトで作られた比較的新しい公園だった。科学館やコンサートホールなどが併設されている。集合は夜7:30。とは言っても今は夏時間で9時くらいまでは余裕で明るい。久々に良く晴れて暖かく、広大な芝生の上でみなそれぞれ買ってきたサンドイッチやピザなどをほおばりワインを飲む。

そして、9時もまわり、いよいよ薄暗くなって来ると・・・・前方の巨大なスクリーンに光が当てられる。そう。この公園が野外映画館になるのだ!ここでは7月から8月に掛けてなんと毎日、無料(!)で野外映画祭が行われている。椅子とひざ掛けを借りたい人だけ6ユーロ払う仕組み。もちろん我々貧乏学生は芝生の上に寝転がって見る。本日の映画はソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」。これからヴェルサイユ近郊に住む我々にとってはタイムリーなトピックであり、アメリカ映画なのが胡散臭いが反対にフランス語が分からなくても皆楽しめるという、グッドチョイス。

映画は・・・う~ん。ストーリーは今イチ。マリー・アントワネットのセレブな毎日とその立場ゆえの心の葛藤を淡々と描く作品。しかし歴史は皆知っているんだから、もう少し物語として膨らませてほしかったかな。なんだか間延びした感じだった。ただ、当時の衣装やら食べ物やら風習やらの再現を見れたのは「ベルばら」の世界を実写で見るようで面白かったけど。

映画が終わって家に帰ると既に1AMを過ぎていた。パリの地下鉄は夜中1時まで動いている。安全とも言い切れないけれど、比較的安心して乗っていられる雰囲気なのは助かった。。。ふう。

la villette


2週間で習ったこと
フランス語の知識ほぼゼロレベルの初心者が、いきなりパリでフランス語のレッスンを始めてから、2週間。超スパルタ式の教授方式でガンガン進んできたが、日本から持ってきた初心者向けの参考書を見てみるとこの中のほぼ8割はカバーされていた。以下、これまで習ったことのまとめ。

挨拶と自己紹介
これは~です。Etre動詞(いわゆるBe動詞)と活用形の種類。
名詞の単数複数及び男性女性形変化およびそれに伴う冠詞の変化
形容詞の活用
動詞各種(AVOIR、ER型、IR型)と活用
疑問文、否定文の作り方
5W1Hの疑問文
~があります。(Il y a~)
所有格
前置詞、副詞句など(場所、位置、方向、時)
ボキャブラリー:数詞、曜日、時間、乗り物、教室の中、家の中、町の中、色、形、体の部位、容姿、家族構成
発音のルール(リエゾン、活用変化、その他)

正直、お腹一杯だ・・・。でも、まだ、過去形、未来系、仮定法など、まだ習っていないことは沢山ある。あと一週間。頑張ろう。

ラタテュイユ
今日のディナーに、ラタテュイユ(ratatouille)が出てきた。要は「夏野菜の煮込み料理」なんだけど、ディズニーのアニメで最近取り上げられて有名になっているし、で、YCとChenは大喜び。

実は、最初テーブルに運ばれてきたのは、皿山盛り一杯の人参サラダ。キャロット・ラペ、と言って人参の千切りをお酢と塩などで味付けしたものでフランスの典型的な料理らしい。実家の母が作る「大根と人参のなます」に何となく似ているのでChenは難なく食べられたが、YCは余り食べられず、今日の夕飯はこれだけかと思って相当がっかりしていた。その後、ルーシーが運んできたラタテュイユを見たときのYCの喜びようと言ったら!

ラタテュイユは、鶏肉に添えて出されたが、毎日チーズと生野菜ばっかり食べていたので、まろやかな煮込み野菜の味がじーんと胃にしみる。いやーめちゃ美味かった。しっかり御代わりもさせてもらった^^。

ただし、次の日学校の先生にラタテュイユの話をすると、オエって顔をしていた。古臭い料理と言うイメージなんだろうか?そこまで会話能力がないので分からずじまい。もしかして日本の野菜の煮っ転がしのイメージ???

メインのチキンとラタテュイユ。材料のキュウリみたいのは、クルジェット(courgette)とコンコンブレ(concombre)。
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ワラ!アロ!ボン!
Vastilleクラスのレッスンが始まってから、1週間がたった。黒人のフェビアン先生がよく使う、「ワラ!アロ!ボン!」にもすっかりなじんだ。最初は泳げないのに海に放り込まれて、溺れそうになっていてのが、溺れまいと必死こいていたら、いつの間にか、犬掻きくらいはできるようになっていたようだ。

1週間で結構ボキャブラリーが増えてきたし、分からないなりに必死に調べたり日本語の文法書を読んだりして、文法の構造も見えてきた。なーんとなくだが、フランス人の言っていることが分かる(気がする)。先生のフランス語なら、ゆっくり3回喋ってもらえれば理解できる。

最初の3日間くらいは、マジで発狂するかと思ったが、何とかなりそうだと思えてきた。最初の頃はクラスメイトと「マジでGMATのほうが楽だった!」とボヤいていたが、一週間経つとそのコメントもでなくなってきた。すごい進歩かも。

MBA進学仲間だけあって、皆向学心が旺盛だ。苦しいながらもものすごい頑張っているのに励まされている。がんばろ。

セーヌ川沿いのバス通学
パリの交通機関といえばメトロが便利だが、目的地まで何回も乗換えが必要なときは、バスが結構便利だ。Chenの家から学校までは最寄のメトロからは3回乗り継ぎか、10分強ほど歩いて別のメトロの駅から2回の乗り継ぎで行くか、だが、バスならすぐ近くのバス停から一本で行ける。

Chenが毎日使っているのは、セーヌ川沿いをずっと走りながらパリ中心街に向かう72番バス。セーヌ川とともにメジャーな観光スポットを眺めながらの移動で、朝からとっても気持ちが良い。アメリカに贈られた自由の女神像から始まり、エッフェル塔、シャイヨー宮、コンコルド広場を抜けてチュイルリーとルーブル、右手にシテ島・・・が見えてきた頃にパリ市庁舎(Hotel de Ville)に到着する。晴れた朝は本当に美しい眺めだ。ステイ先の家は設備など古くて色々不満もあるけれど、やっぱりここで良かった!と思える瞬間。

土曜日から、現在バケーション中のマダム・カールトンの代わりに学生の面倒を見ていた妹のエリザベス、がこれまたバケーションに行ってしまう、というので、ルーシーという女性が(カールトン家との関係は不明)代わりに来ている。もともとペルー人でスペイン語訛りが強いフランス語を話す。でも、一生懸命フランスの生活について教えてくれるし、Chenが習ったばかりのフランス語をたどたどしゃべるのを辛抱強く聞いてくれる。気の良いおばさんという感じでちょっとホッとする。

写真は一番上が、バス停近くの橋から撮ったエッフェルタワーと自由の女神像。その下はバスの車中から取った写真。ちょっとブレてるけど。。。
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パリでお好み焼き
クラスメイトのKさんのお誕生日ということで、皆で集まってお好み焼きパーティーをすることに。Kさんのアパート近くに日本食の食材店があり、そこで大抵のものは調達。キャベツが日本のものより固くてびっくり。また薄切りの豚肉はなくて、ベーコンで代用。それでも、鰹節もあるし、おたふくソースもあるし、パリでは何でも調達可能だと証明できました^^。お味は?もちろんtres bien!

Kさん、Bon Anniversaire!

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黒人歯磨
台湾人のルームメイト、YCが台湾から持ってきた歯磨き粉はその名も「黒人」。なんだそのネーミングは??聞くと黒人はニッと笑うと黒い顔に白い歯が強調されて「白い歯」のイメージがあるからだそうな。。。日本じゃありえないネーミングだけど(汗)。お国柄の違いを今日もまた発見する。

Chenも借りて使ってみた。ペパーミントが相当強烈で、目が覚める味だった。黒人みたいな歯になったかは不明。
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パリの図書館
Chenの通っている学校はGEOSのパリ校。パリ市庁舎(Hotel de Ville)のすぐ近くで、まさにパリの中心地だ。シテ島やルーブルもすぐ近くで、パリ・ライフを楽しむにはもってこいのロケーションだ。とはいえ、本業はお勉強。学校のオリエンテーションのときに、すぐ近くに立派な図書館があることを学校が教えてくれた。

ガイドブックにも乗っているポンピドゥー芸術文化センター(Centre National d’Art et de Culture Geroges Pompidou)だ。ここは美術館やイベントのスペースのほか、誰でも使える図書館がある。入ってみて、その施設の充実していることにビックリ。だだっぴろいフロアーにこれまた広い閲覧スペースと書架がならび、ずらっと並んだPCはインターネットも使えるしDVDを借りて見ることもできる。そして全フロアー無線LANが無料で使い放題。何より、新しくてきれい。日本の公共図書館といえば、古くて汚くて遅れているイメージがあるが、ここは違う。さすが文化を大事にする国だ、と勝手に納得。

GEOSから歩いて5分というロケーションにあるこの図書館、語学学校の後はここへ寄ってからうちに帰るのが日課になりそう。

パリには珍しい近代的なデザインのポンピドゥー。青や赤のパイプとガラスの壁が目を引く。周りには似顔絵を描いたり自分の絵を売る画家の卵?がいっぱいる。

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パリで自転車
8/15は、聖母被昇天祭(Assomption)で学校はお休み。2日間もがき苦しんだ後には大変ありがたい。午前中は、キャッチアップのため勉強に当てることにし、ポンピドゥーの図書館でクラスメイトと合流。遅めのランチを済ませた後は、5人でルーブル美術館に行くことに。

ルーブルまでは歩いても行ける距離だったが、20分はかかる。歩こうか迷っているときに目に入ってきたのが、レンタル自転車Velib’。最近パリ市内でサービスが始まったばかりらしいが、パリに住むようになってから、地下鉄の駅近くや人が立ち寄りそうな場所など、あちこちに無人ステーションを見かけ、気になっていた。ステーションには20台くらい置くスペースがあり、すぐ脇にある機械でクレジットカードを使って登録するだけで誰でも使える。デポジットはとられるが最初の30分は無料で超過した分だけチャージされ、自転車をちゃんと戻せばデポジットも戻ってくる仕組み。嬉しいのは、借りた場所に返さなくても良いこと。目的地近くでステーションがあればそこに戻せば良いのだ。

スイスイと気持ちよさそうにVelib'に乗って街中を走っているパリジャン、パリジェンヌをあちこちで見かけ、Chenを始め、皆、興味深々だった。ルーブルまでは自転車なら10分も掛からないはず。無料なんだし、試してみよう、と皆の意見も一致。早速近くのステーションの機械で登録を始めた。が、慣れていないのもあって以外に時間がかかってしまった。Chenは一発で登録できたが、Oさんは失敗。どうもICチップ付きのクレジットカードしか受け付けないらしい。結局、2人は諦め、最初の人が登録してから全員試して終わるまで30分は既に経過・・・。う~ん。。。まあ、最初はこんなもんかな^^;。

さて、Chenを初め3人が自転車組み、残りの2人は徒歩でルーブルへ。Velib’のルールでは、歩道は走ってはいけないらしく、あまり車道を走りなれていない我々はちょっとドキドキ。ルームメイトの台湾人YCは、というと。。。ここ10年くらい自転車に乗っていなかったと借りた後になって告白!うまくバランスがとれず、ふらりふらり、と進む横をタクシーやバスがびゅんびゅん通り抜けていく。何と冷や冷やしたことか!安全第一でゆっくり行こう、といいながらルーブルを目指すも、やっぱり、初日からこの大通りで走るのはきつかったかな、と少し反省。またパリの道路は一方通行が多く、ついつい歩行者目線で進路を見ていると、自転車だと進めない方向に入ってしまったり、なかなかスムーズに行かない。

結局、ルーブルに一番近いステーションが分からなかったので、余り距離を走らないうちに、目に入ってきたステーションに返却することにした。これより先に行ってからステーションが見つからないと困るから・・・。

徒歩組とはルーブルのガラスのピラミッドの前で待ち合わせだったが、結局彼らのほうがずっと早く着いていた(汗)。それでも、初めての体験はちょっと嬉しい。今回はいまいち満喫はできなかったので、またリベンジしようっと。今度はセーヌ川沿いをサイクリングなんて素敵♪。なんだか、パリに住んでる実感が沸いてくる^^。

観光客で溢れかえっていたルーブル美術館は、やっぱり時間が全然足りなかった。こちらもまたリベンジしなくちゃ。

ずらっと並ぶVelib'.登録後にロックが外れる仕組み。
(Velib'の詳しいことはこちら
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はじめてのフランス語
月曜日からフランス語の授業が始まった。Chenの人生初のフランス語レッスン。しかし、思った以上にややこしい言語だとすぐに判明。発音が難しく、英語の読み方に慣れていると似たような単語でも全く違う発音になる。ケスチョンって何だよ???(クエスチョンだった(汗))

一番下のクラスにいるものの、先生はフランス語以外を一切しゃべらずに授業をするので、何を言っているのかも何をやろうとしているのかもさっぱり分からない。分からないの言い方すらも分からない。とにかく日本での語学の教授法と全く違うのだ。何も分からない学生に向かって、いきなりリスニングのCDを聞かせ、意味も分からない単語やフレーズを繰り返させ、なんとなく意味を推測させる。意味が分からず、相当苦しんだ後になって、プリントを配って文法の説明(それもフランス語なので良く分からないのだが)。うむむむ。。。。Chenが日本の大学で中国語を習っていたときだって、まずは基本的な発音の練習とか、文字の書き方とかから始まった。そういうのをすっ飛ばして、泳げない子をいきなり海に放り込むような、超スパルタ式だ。

英語のできるコーディネーターに話を聞くと、子供が言葉を覚えるように体で覚えさせようということらしい。。。でも、いい年した我々にはちょっと苦しい。午前と午後とこの授業をやると、疲労困ぱいだ。。。ちなみにChenの初級クラスはバスティーユというクラス名が付けられている。^^;

バスティーユクラスのクラスメイトは全員日本人。HECに来る留学生はやはりヨーロッパからが多く、彼らは基本的なフランス語は教養として知っているようだった。オリエンテーションで、当然のようにフランス語で質問をしているオランダ人とか見ると、Chenは本当にこれまでと全く違う世界に来てしまったんだなぁ、と実感する。大丈夫なんだろうか。。。

パリへ来てから、毎晩11時にはもう眠くてたまらない。疲れなのか時差ぼけなのか良く分からないが、朝は5時くらいに目が覚めてしまうので、流れに任せてここ数日は夜早く寝て朝早く起きるという朝方の生活を送るようになった。日本に居た頃は考えられなかった生活だ。朝勉でもするかな。


パリでホームステイ
月曜日から始まるフランス語学校にあわせて前日からホームステイが始まった。到着を一日間違えていたので、ホテル滞在は早々に終わり、ステイ先の家へ移動。パリの16区という比較的高級住宅地域のアパルトマンが家だ。困ったことにこちらのお宅では英語が全く通じない。もちろん私もフランス語は全く話せない…!!! 幸い、到着した当日は家に英語がしゃべれる人がいたので何とかなったが、普段はお家の方とのコミュニケーションはかなり辛い。ちなみに、フランスのホームステイは、オーナーが開いている部屋を学生に貸す、くらいの感覚でやっているらしく、アメリカのホームステイのように、「よく来たわね、これからは私をお母さんと思ってね!」的な家庭的な雰囲気は全くないことが判明。どちらかといえば日本で言うまかないつきの下宿、に近い感覚かも。 

Chenがステイしているマダム・カールトンの家は、到着してみるとマダム・カールトンはバケーションで1ヶ月どこかに旅行中(!)。で、代わりに妹だという女性が学生達の面倒を見るために滞在していた。日本からのお土産を渡すとちょっと困ったように説明してくれた。その上、この女性も1週間後にはバケーションでまた違う女性がまかないをしに来るという。なんだ、全然ホームステイじゃないじゃん。

ここの家にはChenを含めて5人の学生が夏の間寝泊りしており、Chenの部屋は同じくHECに行く台湾人の女の子YCとシェアとなった。古くて狭い部屋だが、3週間で食事込みで800ユーロほど。正直安くはないが、外食の値段が結構高いことと、フランスの生活スタイルを垣間見れることを考えればそんなものなのかもしれない。

しかし、建物がとにかく古いのに驚く。外から見ると歴史の香りが漂う素敵な街なのだが、住む人にとっては結構大変だ。家中歩くたびにギシギシ言っているし、シャワーの出も悪いし、窓はちゃんと閉まらないし。冬は相当寒いに違いない。これでは高級住宅地といってもねえ。。。(もちろんお金を出せばもっとちゃんと手入れされた部屋もあるだろうけど)。日本で便利で快適な生活を長年過ごした後のギャップに、改めて自分が貧乏学生に戻ったことを痛感する。

これから、どうなることやら。

Chenの滞在しているアパルトマン(入り口とロビー)とChen達の部屋(散らかってるけど)。

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パリ到着
出発に向けての準備などかなりばたばたで、しばらくアップデートができないまま、パリに到着し1週間経ってしまいました。。徐々にアップしていく予定。^^

8/10、ついにフランスに向けて出国しました。思ったより引越と荷造りが大変で時間がかかってしまい、結局前日まで準備に明け暮れる始末^^;。こんなドタバタの中、現地のホテルの予約をしたりお友達と会う約束したり、どっかでなんかやらかすんじゃないだろうか、と密かに心配はしていたのだが。。。

・・・やっちゃいました。

なんと、到着日を一日間違えていたのだ!朝早くCDGに到着、今日はパリ郊外に在住のYちゃんとディナーのお約束、楽しみだなあ、とか思いながらホテルに到着して名前を告げたところ、いきなり、

ホテルの人:ああ、あなた、昨日来なかった人ね?でもホテル代は2日分払ってね。Chen: へっ??何のこと?
ホテルの人:昨日、お友達が待ってたわよ。ほら、メッセージも預かってるわ。
Chen:!!!!!

以前パリに行ったときの記憶と思い込みで、日本からパリに向かうと一日戻ると思い込んで全てのスケジュールを立てていたのだが、今回私が乗った飛行機はクアラルンプール経由のマレーシア航空。直行便なら14時間位だが、経由便はよくよく計算してみると24時間も掛かる!!連日の寝不足と疲れから、飛行機の中では爆睡、意外とあっという間に到着したような気でいたのだが、その間に既に地球は1回転していたのだ。。。

その後、友人のYちゃんとは無事連絡が取れ、到着日の夜に凱旋門の近くでようやくディナーの運びになったが、Yちゃんのボーイフレンドも一緒に待っていてくれていたと知って、平謝りに謝ったこと言うまでもなく。。。改めて、Yちゃん、本当にゴメンナサイ!でもついに会えて本当に良かったです。これからどうぞよろしくね!

2日間泊まるはずだった凱旋門近くのプチ・ホテル、Marmotel。エールフランスのシャトルバスのバス停からもすぐ近くでなかなか良かった。
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