結局、ランチはベトナム料理を選び久々のフォーを食べる。安くてうまい系。その後、歩いて、フランス国立図書館(Bibliotheque Nationale de France)に行って勉強。この図書館はミッテラン大統領によって90年代に作られたそうで、図書館だけでなく、最寄のメトロの駅にもミッテランの名前がデカデカと付けられている。(ミッテラン、色んなことやってるなー。)学校の先生の話では、この図書館をはじめミッテランが関わった建物の館長やら主要なポストは、未だにミッテラン一派で占められているらしい。でもって、この人たちが今はサルコジ氏を一生懸命応援していると言うわけ。ふうん、分かりやすい。
場所はパリ北東部にあるラ・ヴィレット(Parc de la Villette)という公園だ。調べてみると、ミッテラン大統領のプロジェクトで作られた比較的新しい公園だった。科学館やコンサートホールなどが併設されている。集合は夜7:30。とは言っても今は夏時間で9時くらいまでは余裕で明るい。久々に良く晴れて暖かく、広大な芝生の上でみなそれぞれ買ってきたサンドイッチやピザなどをほおばりワインを飲む。
Chenが毎日使っているのは、セーヌ川沿いをずっと走りながらパリ中心街に向かう72番バス。セーヌ川とともにメジャーな観光スポットを眺めながらの移動で、朝からとっても気持ちが良い。アメリカに贈られた自由の女神像から始まり、エッフェル塔、シャイヨー宮、コンコルド広場を抜けてチュイルリーとルーブル、右手にシテ島・・・が見えてきた頃にパリ市庁舎(Hotel de Ville)に到着する。晴れた朝は本当に美しい眺めだ。ステイ先の家は設備など古くて色々不満もあるけれど、やっぱりここで良かった!と思える瞬間。
Chenの通っている学校はGEOSのパリ校。パリ市庁舎(Hotel de Ville)のすぐ近くで、まさにパリの中心地だ。シテ島やルーブルもすぐ近くで、パリ・ライフを楽しむにはもってこいのロケーションだ。とはいえ、本業はお勉強。学校のオリエンテーションのときに、すぐ近くに立派な図書館があることを学校が教えてくれた。
ガイドブックにも乗っているポンピドゥー芸術文化センター(Centre National d’Art et de Culture Geroges Pompidou)だ。ここは美術館やイベントのスペースのほか、誰でも使える図書館がある。入ってみて、その施設の充実していることにビックリ。だだっぴろいフロアーにこれまた広い閲覧スペースと書架がならび、ずらっと並んだPCはインターネットも使えるしDVDを借りて見ることもできる。そして全フロアー無線LANが無料で使い放題。何より、新しくてきれい。日本の公共図書館といえば、古くて汚くて遅れているイメージがあるが、ここは違う。さすが文化を大事にする国だ、と勝手に納得。